散策コース"一覧

■この散策コースは由布院の南方に位置するこのJR南由布駅から始まります。田舎の小さな駅舎です。この駅を尋ねるのは後回しにして、近くの西蓮寺へ向かいます。 駅前の道路、県道11号線を右に曲がるとすぐ西蓮寺へ入る道があります。この県道は車の往来がかなりありますので、注意して歩いてください。 西蓮寺と書かれた看板から左へ曲がります。
右手の小高い山の上に西蓮寺があります。右の石段を上ればすぐですが、少し登りがきついので、左の道を歩いて上りましょう。 なだらかな坂道を歩いていくと、山の傾斜面にいろんな植物が見られます。左側には杉などの樹木が林立して静かな風景が続いています。 丘の斜面から湧き出る清水がちょろちょろと岩の間を流れています。流れる水に手を当てるヒヤッとして、とっても冷たいですよ。
■景色を楽しみながら、ゆっくりと歩いてくると右カーブした道になります。西蓮寺に到着です。 お寺の釣鐘が目に入ります。大晦日から新年の夜に百八つの鐘をつきます。 お寺は西本願寺派の浄土真宗で慶長11年(1606年)開基といいますから、江戸幕府が開かれて直ぐですね。400年以上経っている古いお寺です。
西蓮寺といえば「フジ」というほど有名です。本堂横に藤棚があります。ここのフジは樹高3m、幹周り(5本分)280m、枝周りは13mほどあります。由布市の記念物に指定されています。 4月、5月のシーズンには、この写真のような美しい藤棚になります。遠くから多くの観光客が訪れて、このきれいな紫の花を観賞します。 境内には多種の樹木や野草が四季折々に豊かな表情を見せてくれます。特にフジとともによく知られているのは、春に咲く可憐な花エビネです。
古い歴史を感じさせるこの門をくぐって、西蓮寺を後にします。 帰りは石段を降りて行きましょう。苔むした石段はとても情緒があり、両側の杉や竹林に覆われています。きれいな野草を見つけながら降りていくと楽しいですよ。 たくさんの樹木の間から山や畑など田舎の風景が見えます。線路や南由布駅も見えています。上から見おろせるのでとても良い眺めです。
石段を下まで降りてきました。かなりの急勾配でした。落葉や苔むした石段が情緒ある風情を醸し出しています。 次に県道を南由布駅へ向かいます。途中、天満宮と鳥居に刻まれた神社があります。時間のある方はこちらも見学してください。 ■JR南由布駅に帰ってきました。この駅には普通列車が停まります。無人駅なので乗車券は自動販売機で購入します。各駅停車の列車を近くの地元の人たちがのんびりと待っています。
駅の待合室です。電車が来るまで、木のテーブルを挟んで話しをしたり、常設の漫画や雑誌を読むことができます。 NHKの朝の連ドラ「風のハルカ」のロケがこのホームで行われました。ここに立つと、母と幼い娘がやむなく別れなければいけない、感動のシーンが蘇ってきますよ。 ちょうど真っ赤な列車がホームへ入ってきました。由布岳をバックに印象に残る良い風景です。
ホームに設置されている反射鏡に由布岳が映っています。見る角度によっては形の面白い由布岳が見られますよ。 それでは向こう側のホームへ渡って散策を続けましょう。田舎の駅らしくホームへ入るのは自由です。 ホームの後ろに見える見晴らしのよい丘に行ってみます。田園風景が一望できます。
ホームにこんなきれいなピンクの山茶花がたくさん咲いていました。この駅では春には見事な桜が咲き誇り、訪れる人たちの目を大いに楽しませてくれます。 ホームから駅の裏側へ抜けられる出口があります。自由に出入りできるところは、さすがに田舎の駅ならではですね。 このなだらかな坂道を昇っていきます。道の両側に桜の木があります。桜並木ですね。
■丘の上につきました。この時期、紅葉も終わり、枯れた落ち葉が当たり一面に散らばっています。 眺めの良い丘の上に、戦没者の慰霊碑が建てられています。石碑をよく見ると『由布院町』と刻まれています。戦後すぐ、まだ由布院が湯平と合併する前に刻まれたものでしょう。現在は湯布院町になっていますものね。 真っ赤な花びらが絨毯のように散りばめられていました。美しい色の山茶花の花びらが敷きつめられています。樹木の間からは田園風景が見えて美しい風景です。
眺めのよい場所にベンチが設置されています。腰掛けて由布岳や田園風景をのんびりと眺めてみましょう。のんびりとした田舎の風景が広がっています。 さて次は、この丘を降りて田んぼ道を歩きます。道の両側に広大な田んぼが広がっています。のんびりとした気分になります。 道のはしっこに可愛い野の花を見つけました。こうやって花を探しながら歩くのも、オススメの楽しい散策方法です。
この花は何という花でしょうか。ちっちゃくて可愛らしい花です。田んぼの畦道にたくさん咲いていました。 ■由布院ワイナリーの建物が見えてきました。由布岳に向かって、遠くまで続く一本道が通っています。 建物の横には、驚くほどの大きな樽が設置されています。
建物の中にはワインやハム、ソーセージなどのショッピングコーナーや、ワインの試飲もできるカウンターがあります。 店内を歩いていると窓からワインの製造室が見えました。大きなタンクがいくつもあります。 こちらの入り口付近には由布岳が眺められるコーナーがあります。絵画を見るように、なかなか印象的で素敵な場所です。
このコーナーの窓から見える景色は由布岳が大きく近づいて見えているようでした。大変見晴らしのいい場所です。 由布院ワイナリーを後にして、このあたりの田園風景を眺めながら歩きます。由布岳に向かって長い一本道の両側に、広々とした田んぼが続いています。 ■無数の藁こづみがありました。田舎の長閑な風景です。
トラクターでおじさんが田んぼを耕しているのが見えます。 橋を渡って向こう岸の川沿いを歩きましょう。 橋の上から川のズーと向こうに見える由布岳の眺めは格別です。今日は少し靄がかかっていますが、それはそれで良い眺めです。
川には鴨がたくさん泳いでいます。近づくと一斉にすました顔で向こうへ泳いで行ってしまいます。 川沿いそよ風が吹いて心地よく頬を撫でてくれます。この川は金鱗湖から大分市まで続いています。大分市の海近くまで来ると、信じられないほどの大河となっています。 川をよく見ると、きれいな水の中にめだかやフナが泳いでいます。水すましもスイスイと浮いて逃げていきます。
土手の草は少し枯れてきましたが、夏には青々とした草が生えています。この時期には朝霧が頻繁に出ますが、昼と夜の気温差により、川の水から湯気が立ち昇り霧になります。由布院の不思議の一つです。 川沿いの道を、地元の方がジョギングをしているのをよく見かけます。もしすれ違ったら「こんにちわー」と声をかけてあげてください。少しハニカミながら挨拶を返してくれますよ。 この時期、たくさんのススキが見られます。川の土手に、春は菜の花やたんぽぽが咲き、秋にはコスモスが咲き乱れます。とても美しい風景になります。
川の水は澄みきってきれいです。今日は少し曇り空ですが、晴れた日には川の色が青い空が映ります。写真を撮ると川の青さがよく解ります。 また朝夕や、季節により川の色が変わって見えるから不思議ですね。 この橋を渡って南由布駅へ向かいます。この川に架かる橋はどれも何ともいえない素朴さがあります。
霞の中にだんだんと由布岳が消えかかっていきます。この風景も素敵ですよ。 ■この散策コースの終わりに、田んぼの中に見える「かえるの湯」の家族風呂の温泉に浸かって疲れを癒してください。 遠くの畑でおじさんが桑を持って農作業をしていました。素朴な由布院の風景を見て歩く散策コース、ぜひ体験してみてください。本当の由布院が見えてくるはずです。